吃音やチックについて
吃音やチックは、多くは子供の頃にみられる病気です。
吃音・チックともに、大人になってから発症するケースもあり、
大人の吃音やチックの改善克服は、困難であるとも言われています。
では、吃音やチックとは、どういった病気なのでしょうか?
ここでは、吃音とチックの症状や原因について詳しく解説しています。
チックとの合併症に、吃音(どもり)があるように、吃音とチックは、密接な関係にあります。
チックとは
体の一部が、自身の意思とは関係なく瞬間的に動いてしまう病気です。
チックは、以下の3種類に分類されています。
一過性チック
チックが1年以内に治まってしまうものを一過性チックと呼びます。
慢性チック
チックが1年以上続くものを慢性チックといいます。
トゥーレット症候群
体のチックに加え、声の出てしまう音声チックが1年以上続くものをトゥーレット症候群と呼びます。
トゥーレット症候群は遺伝による病気です。
トゥーレット症候群では、身体的なチックに加えて、
汚言症などの音声チックが起こりやすく、社会生活上大きな支障になります。
また、多動性障害/注意欠陥/強迫性障害などを併発してしまうことが多く、
社会適応が困難になることがしばしばあります。
チックの原因
小学校低学年までの子供に、不安や緊張などが原因となり、発症します。
一過性チックは、両親の過干渉などのストレスや、緊張がきっかけで発症すると言われています。
チックの原因には、主に以下のような事が上げられます。
- 強迫性障害
- 注意欠陥・多動性障害
- 学習障害
- 睡眠障害
- 気分障害
チックの症状
チックにかかると、以下のような症状が現れます。
- 目をパチパチさせる
- まゆをピクピクさせる
- 鼻をならす
- せきばらいをする
- しゃっくりを繰り返す
- 顔をしかめる
- 口を曲げる
- 肩をすくめる・小刻みにゆする
- 頭を振る・ゆする
- 体をゆする
- 瞬間的に声が出てしまう
- 甲高く吠える
- 汚い言葉を撒き散らす
このように、チックには様々な症状があります。
チックの治療
一過性チックの場合、一時的な癖のようなもので、治療の必要はなく自然に治ります。
トゥーレット症候群の場合は、難治で症状も強く、学校や日常生活に支障が出るため、
薬物療法などで症状を軽減させながら治療します。
チックの動作を無理にやめさせようとしたり叱ったりすると、
緊張によって症状が悪化することがあるため、治療中には注意が必要です。
学校側や友人などにも、きちんと理解を求めることが大切です。
周囲の理解が必要であると言う点では、一過性チックもトゥーレット症候群も同様ですが、
トゥーレット症候群は、治りにくい病気であると言う点で、治療には更なる努力が必要です。
吃音(きつおん)とは
吃音症(きつおんしょう)という言語障害の一種の病気で、どもりともいわれます。
吃音(きつおん)の原因
話をしたいという意欲が盛んな時期に、発音しにくい言葉があって言葉に詰まることで発症します。
吃音(きつおん)の症状
話すときに、最初の音を繰り返したり、音を伸ばしたりします。2〜3歳頃に多く発症します。
発声が困難なときは顔をしかめたり、体を動かすなどのしぐさをすることもあります。
吃音(きつおん)の治療
幼児期の吃音は、ほとんどの場合病気ではなく、自然に治ります。
言葉に詰まるたびに、話すのをさえぎって叱るのはよくありません。
精神的なきっかけがある場合は、原因となっている心理的葛藤を軽減させる努力をします。
一過性の吃音を、親が気にしすぎて叱ったりすることで、本人も吃音を気にするようになります。
気にするあまり、話すことに緊張を覚えてしまい、
更にどもるようになるといった悪循環で、真性の吃音になる場合があります。
学童期になっても治らず、本人が気にしたり学業に影響がある場合、専門家に相談し治療を受けます。




